2年前

2年前は、ショウジョウバエの脳を、共焦点レーザー顕微鏡で、観察する練習をしていた。いまの生活には何もつながってないようだけれども、たぶん、つながっている。画像を扱う生物系の研究者が、コンピュータをどんなふうに使っているか。その世界の金銭感覚、時間感覚。サナギの脳のキノコ体の形状が変化していく様子。意識あるものが、あのように変化したら、どのように感じるだろう。あぁいうものにのった情報って、どう定式化できるんだろう。定式化なんて無いかも。でも理解の糸口はあるはずで、それはまだはっきりしていなくて(これがそれだ、と主張している人はたくさんいそうですが)。


2年くらい、あっと言う間。id:yoira:20050221 に記した、ゲーデルアインシュタインの本は、まだ読んでいない。(ちなみに、東京大学出版会から去年出た、『ゲーデルと20世紀の論理学』はいい感じ。第2巻は情報科学科の2年生にお薦めしておく。)


ぴらぴらしていると、なおさら時間は速くて。それは、楽しく過ごしていることの証でもあるのだけれども、惜しくもあるかな。(時間が速いってどういうことでしょうね。速いというのは時間があってはじめてわかることじゃないかしら。) でも、上に挙げた2年前の日記では、いまさっき書いたのと同じ問題についての洞察が記されている。これを深追いしたら、なにかできるのかも知れないけれども。


こんな時間まで起きている。Non-Puitsのことをしていた。この雑誌は後世に伝えたい。おなかすいた。