一箱古本市

ぴらぴら会に先立って、一箱古本市に行ってみた。小さめのダンボール一箱に本を入れて売っている。まだどれもちゃんと読んではいないけれど、最初のほうを眺めた感想:

  • 母の言い訳 母となった黒木瞳による。頭がよくて凛としていて、そのほかいろいろ妬まれそうな要素を持っているのに嫌味でないのは、真剣だからだと思う。自分の持てる時間と力を活かす努力をしさえすればそれでよいと考えれば、『仕事と育児との両立』その他のお題目は関係ない、と書いてある内容に通じる。
  • 太郎に訊け!―岡本太郎流爆発人生相談 これも、人間的にひらくことを教えている。上とは少しだけ違う。常に危険だと思うほうに自分を賭ける、とか。上の本と、共通して出てくる言葉があった「ただ生まれてきたから生きている…」上の本には、インドの人々の様子を描写する言葉として、驚きをもって書いてある。この本には、現代日本の多くの人の生きかたとして嫌悪感をもって書いてある。
  • ロートレアモン『マルドロールの歌』 なんか疲れそうなので、しばらく読まないでおく。

どっちにしても、卑屈なのはやだなー。心がけることにする。