瞑想

Strictな制約なり原則なり、なにか縛りがないと、本当におもしろいものはできない。
がんじがらめをかいくぐる暗黒の上で、華やぐがよろしい。蓮の花の美しさ。


ぎりぎりのところにいないと、自分の当然を破ることはできない。


わざわざ、ぎりぎりのところに身を置くのは、狂である。
狂っていなくては自然を超えることはできない。


いかなる思想も学問も狂である。
合理的であろうとする気持ちですら、狂おしくなくては本当ではない。


ただ、いつも狂っているのは世俗の人生を完全に降りたことになる。長続きしない。
狂っていないときもあるのがよかろう。狂いながらも醒めている、もあるな。


考えの源: 坂口安吾 三木清 周敦頤 とか