isbn:4000904221:title

ティマイオス。ハイゼンベルグ行列力学を生み出す時期に、この書物について瞑想していたという。正多面体が5種類あることが書いてある。
で、読んでみた。プラトン前期の対話篇しか読んだことがなかったので、登場人物のセリフの長さにまずびっくり。ソクラテスから、寄らば斬るぞという厳しさが感じられなくなっていて、二度びっくり。でもでも、自分は「ありそうな話」をしているだけだと何度も念を押すあたりは、頭が下がる。
物性化学の教科書にでている原子軌道の立体構造からものごとを説明するやりかたと、ティマイオスに出ている、正多面体の面の数からものごとを説明するやりかたと、似ているといえば似ている。。